日本ドラマ-過保護のカホコ-あらすじ-1話~最終回まで
過保護のカホコのキャストと相関図も動画も紹介でネタバレ!!
2017年の夏ドラマとして期待の高い過保護のカホコ!
日本テレビで放送中の過保護のカホコをネタバレ!
☆ 過保護のカホコ 概要 ☆
現代の日本が抱える“過保護”の問題を浮き彫りにする、痛快エンターテインメント・ホームドラマ。
両親に溺愛されて過保護に育てられた女子大生・カホコこと根本加穂子を高畑充希、娘を親友だと思っている母・泉を黒木瞳、娘に嫌われることが怖い“娘依存症”の父・正高を時任三郎が演じる。
平和な家族が抱えている問題が少しずつ露呈していく中で、新しい出会いによって加穂子の眠っている力が目覚めていく。
高畑はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」以来の連続ドラマ出演。
脚本は、「女王の教室」「家政婦のミタ」(ともに同系)を手掛けた遊川和彦が担当する。
過保護のカホコ あらすじ
学校まで車で送り迎え、着る服を自分で選ぶこともできないほど、過保護に育てられた女子大生・根本加穂子(高畑充希)。
世間知らずで、疑うことを知らない、何から何まで親の庇護の下でぬくぬくと生きてきた、超ド級天然キャラの加穂子は、母に言われるままに就職活動をしているが、当然のごとく失敗ばかりしていた。
そんなある日、大学で出会った一人の青年の言葉から「自分は他の人とは違う」と気付いた加穂子は、さまざまな「こんなの初めて!」な出来事と直面していく。
☆ 過保護のカホコ-登場人物とキャスト&相関図 ☆
根本加穂子:高畑充希
就職活動中の女子大生。
両親に溺愛されて過保護に育てられた根本家の一人娘。
アルバイトもしたことがなく、一人で服も選べない、送迎付きのため駅まで歩いたことがない、純粋培養の“超ド天然キャラ”。
根本泉:黒木瞳
加穂子の母。
娘にしてあげている全てのことが、娘の幸せのためだと信じて疑わず、世間のさまざまなことから加穂子を守ってきた。
娘以外に関心がなく、何でも娘と一緒。
無類の潔癖性。
根本正高:時任三郎
加穂子の父。
大手生命保険会社に勤務。
過保護に育った娘の将来を案じつつも、厳しくできない自分に後ろめたさを感じている。
最近は母娘の会話に入っていけず、娘をお金やプレゼントで釣るしかない状況でいる。
麦野初:竹内涼真
加穂子と同じ学校に通う大学生。
親に捨てられて養護施設で育ち、アルバイトを掛け持ちしながら学費を稼いでいる。
本当は優しいが、ひねくれ者で常におどけて本性を見せない。
過保護のカホコ-あらすじ-1話~最終回まで
過保護のカホコ-あらすじ-1話
保険会社に勤める根本正高(ねもとまさたか)(時任三郎)の目下の悩みは、大学卒業を控えて就職試験に落ち続けている一人娘・カホコ(高畑充希)の将来のこと。
両親から溺愛され、超過保護環境で育てられたカホコは、未だに母・泉いずみ(黒木瞳)の助け無しには朝起きることもその日着る服を選ぶこともできない奇跡の箱入り娘。
娘以外のことに関心を持たない妻とカホコの異常な依存関係に危機感を感じつつも、プリンセスのように笑いかけてくるカホコを甘やかすことをやめられない正高は、自分も子離れできずにいた。ある日、同じ大学に通う画家志望の麦野初(むぎのはじめ)(竹内涼真)から
「お前みたいな過保護がいるから日本が駄目になる」
と批判されたカホコは、初めて自分に向けられた棘のある言葉に驚き、意味がわからないままショックを受ける。
そんな中、泉の実家で親戚一同が会するカホコの誕生会が開かれる。
自分たちの教育方針を疑わず、カホコに甘やかしの愛情だけを注いできたぬるい大人たちが集まる中、カホコの従姉妹で高校生のイト(久保田紗友)だけは類まれなチェロの才能に恵まれ、プロのチェリストになる夢に邁進していた。
自分には自慢できるものがないカホコは、そんなイトをどこか羨ましく、泉は面白くなく思う。
さらに、正高のコネで入社できると思っていた会社からも不採用を言い渡されてしまったカホコは、泉から就職せずに花嫁修業をすればいいと言われ、あっさり就活をやめてしまう。それでも、以前初から投げられた「何のために働くのか?」という問いに答えが見つけられないでいたカホコは、改めて初に働く目的を問い返す。
人知れず自分の絵の才能と将来に不安を感じていた初は、カホコの透き通った瞳に答えられず、苦し紛れに「働いたこともない奴にはわかるわけがない」
と、労働経験のないカホコに自分のアルバイトを押し付けるが…。
この初との出会いが、今まで眠っていたカホコの「本当の力」を目覚めさせ、家族間に隠れた問題を次々と解決していく。
過保護のカホコ-あらすじ-2話
自分は「人を幸せにするための仕事」がしたいのだと気づいたカホコ(高畑充希)に、母・泉いずみ(黒木瞳)は専業主婦になって家族を幸せにすればいいと勧め、父・正高(まさたか)(時任三郎)は娘の成長の兆しを感じていた。
カホコが大学の同級生・初(はじめ)(竹内涼真)から「社会に出て働くのが怖いのではないか」と指摘されたことを知った泉は、まるで自分が言われたかのように憤るが、父親や親戚の職場見学をして理想の仕事を見つけたいと言うカホコに同行することに。正高は会社に見学に来たカホコに自分の仕事を説明するが、なぜ今の会社に就職したのかという質問にうまく答えられず、警官の叔父・衛(まもる)(佐藤二朗)と看護師の叔父・厚司(あつし)(夙川アトム)は自分たちの仕事のキツい面やマイナス面がカホコには合わないのではないかと答える。
なかなかピンとくる仕事が見つからず悩むカホコは、初から勧められた色々な職業が紹介してある本を読み漁る。
しかし、どの仕事もカホコには向いていない理由が見つかるばかり。
泉は結局就職より花嫁修業をするのが一番の得策なのだと主張する。そんな中、カホコはプロのチェリストを目指す従姉妹のイト(久保田紗友)にチェロを始めた理由を尋ねに行くが、ウィーン留学のかかったコンクールを目前にイトが手首の痛みを隠して練習を続けていることを知ってしまう。
周りに心配をかけないために黙っていてほしいと頼まれるカホコだったが、イトの両親を始め親戚一同が寄せるイトへの過剰な期待とプレッシャーの前にカホコはママに初めて秘密をつくる。コンクール当日。
勝手にイトの優勝を確信する親戚たちの中、カホコは自分しか知らないイトの手首の痛みに気が気でない。
そして、とうとうイトが演奏する順番が回ってくるのだが…。
過保護のカホコ-あらすじ-3話
人間には表の顔と裏の顔があることを目の当たりにし傷付いたカホコ(高畑充希)は、泉いずみ(黒木瞳)と正高(まさたか)(時任三郎)にも話せなかったイト(久保田紗友)との確執を初(はじめ)(竹内涼真)に打ち明ける。
自分を受け止めてくれた初の意外な優しさに心打たれ、初が夢にまで出てきてしまうカホコだったが、娘の異変を敏感に嗅ぎ取った泉から、初に会うことを禁止されてしまう。
それでも、大学では同年代のカップルがどこか羨ましく、なんとなく初を探してしまうカホコ。
母に後ろめたさを感じつつ初に会うが、自分と正反対の女性がタイプと知り落ち込み、さらには恋愛相談に乗ってやるとまで言われてしまう…。そんな中、イトの母・節せつ(西尾まり)から入院中のイトの様子がおかしいので力になってほしいと連絡が入る。
チェリストの夢が絶望的になったイトから「親戚の奴らみんな大嫌い」と本音をぶつけられ顔を合わせづらいカホコは、初に頼み込み自分の代わりに入院中のイトと話をしてもうらうことに。
しかし、同じ芸術の道を志す者として気が合う2人の様子を見て複雑な気持ちになってしまう。叔母の環(たまき)(中島ひろ子)から自分の気持ちが恋だと指摘されたカホコは、親戚夫婦の馴れ初めを聞き漁り、正高が泉を好きになったきっかけが手作り弁当だったと知ると、花嫁修業と偽って泉に弁当の作り方を教えてほしいと頼む。
さらに、思わぬ成り行きで初に告白しようということになり、インターネットで得た情報を駆使するが…。
陰ながら娘の初恋を応援する正高は、初が好きそうな洋服を買いたいというカホコを手伝うが、泉は様子のおかしいカホコに目を光らせていて…。そして、イトの退院を祝って再び親戚一同が集まることに。
イトとの再会に緊張するカホコだったが、初恋をきっかけにそれまで盤石だったカホコと泉の絆に予期せぬ亀裂が生まれようとしていた!!
過保護のカホコ-あらすじ-4話
カホコ(高畑充希)が生まれて初めて泉(いずみ)(黒木瞳)に反抗したことで、固い絆で結ばれた母娘の関係は冷戦状態に突入する!間を取り持とうと奮闘する正高(まさたか)(時任三郎)は、お互い譲らない2人の板挟みにあってしまう。
そんな中カホコは、勢いで告白したまま逃げ出してきてしまった初(はじめ)(竹内涼真)と顔を合わせづらく悩む。
人は誰かと出会うことによって自分を変えることができるという叔母の環(たまき)(中島ひろ子)の言葉に励まされ、改めて初に会うカホコだったが、変な期待をさせない方がいいと思った初から、過保護でガキっぽいところがタイプではないとあっさりフラれてしまい…。
人生初失恋のあまりのショックから食事もとらず部屋に引きこもるが、失恋中もしっかり空腹を感じることに自己嫌悪で落ち込むカホコ。
正高は泉に隠れてカホコに差し入れをするが、そのことが泉にバレて過保護だと責められる。一方、退院したイト(久保田紗友)はカホコを通じて知り合った初を訪ねるが、チェロを弾けなくなったことを親のせいにするイトに、初は冷たく接してしまうのだった。
部屋に引きこもったまま『失恋から立ち直る方法』を調べるカホコに、正高は気分転換のため泉の実家を訪ねることを提案。
しかし、集まった親戚もタイミング悪く各々の家庭の問題を抱え、いつもおしゃべりな泉がいないこともあって空気は沈んだまま。
失恋の痛手を忘れるにはお酒が効くと聞いたカホコは、初めてお酒をガブ飲みし、酔ってしまう。
そして、その勢いのまま初の元へ向かう!
過保護のカホコ-あらすじ-5話
カホコ(高畑充希)と泉(いずみ)(黒木瞳)が都合のいい時にだけ自分を頼り、スポンサーとしか思っていないことにキレた正高(まさたか)(時任三郎)は家を飛び出す。
心配するカホコをよそに泉は「反省するのは正高の方だ」と主張し、正高に連絡することを禁じる。
一方、実家に身を寄せた正高は、出戻りの妹・教子(きょうこ)(濱田マリ)から煙たがられ、生気の無い両親のもとで居心地の悪さを感じるが、妻と娘の方から謝ってくるだろうと意地を張っていて…。初(はじめ)(竹内涼真)から絵のモデルを頼まれたカホコは、親に甘えるのをやめて将来のことを考えるいい機会なのではと助言される。
社会経験を積むためにアルバイトとインターンを探し始めたものの、当然のようについてきた泉が勝手に職場を決めてしまうばかりか、失敗ばかりするカホコを見ていられず、仕事でも手助けしてしまう…。そんな中、親戚の間でもトラブルが続発!衛(まもる)(佐藤二朗)との今の幸せが壊れることに不安を感じる環(たまき)(中島ひろ子)は喘息で病院に運ばれ、チェロが弾けなくなり非行に走ったイト(久保田紗友)は警察に補導される。
再び初に相談したカホコは、初が自分を捨てた母親に今でもただならぬ思いを抱いていることを知る。
問題だらけの親戚のため、そして家族のいない初のために何かできることがないかと考えるカホコに成長を感じた祖母の初代(はつよ)(三田佳子)は、カホコを信じて子離れするよう泉に助言をするが…。同じ頃、カホコからの連絡に待ちくたびれ、途方に暮れた正高の元にカホコが現れる。
喜ぶ正高だが、カホコは家に帰ってきてほしいと言い残し、全速力で姿を消してしまうのだった…。
カホコはもう一人、自分が救いたい初の元へ向かっていた…。
過保護のカホコ-あらすじ-6話
カホコ(高畑充希)の脱過保護宣言を受けて突然家を出てしまった泉(いずみ)(黒木瞳)。
根本家では残された正高(まさたか)(時任三郎)とカホコが慣れない家事に手を焼き、家の中はメチャクチャに。
一方で初(はじめ)(竹内涼真)が両親の前で交際を申し込んでくれたことが嬉しいカホコだったが、「カホコと呼ぶこと」と「好きだと言うこと」の2つのお願いに、照れる初はなかなか答えてくれず…。出て行った泉を説得するため、正高は泉の実家・並木家を訪ねる。
しかし、泉から口をきいてもらえないどころか、夫婦喧嘩をして家を出てきた泉の妹・節せつ(西尾まり)がタイミング悪く転がり込んできて、正高の説得はスルーされてしまう。
その頃、料理ばかりか掃除や洗濯が一切できないカホコが家事に挑んだおかげで家の中はさらなる惨状を極めていて…再び並木家を訪ねる正高だが、今度は家出をした泉の妹・環(たまき)(中島ひろ子)が駆け込んできて、またしても正高の説得はうやむやに。
逆に根本家には、実家で娘の教子(きょうこ)(濱田マリ)の借金トラブルに巻き込まれそうになった正高の父・正興(まさおき)(平泉成)が逃げ込んでくる。
親戚中でトラブルが勃発していることを相談するカホコに、初は心配しなくてもすぐに元に戻ると話す。
照れながらもカホコのことを名前で呼ぼうとする初だったが、そこにすっかり印象の変わったイト(久保田紗友)が割り込んできて…。そんな中、女たちの集まる並木家と反対に、根本家には妻に出て行かれた夫たちが続々と集結。
妻の悪口で盛り上がる男たちの間でカホコは意外な行動に出る!
過保護のカホコ-あらすじ-7話
過保護を卒業し自立するために努力するカホコ(高畑充希)と、手助けしたくなる気持ちをこらえ敢えて突き放した態度をとる泉いずみ(黒木瞳)に、正高(まさたか)(時任三郎)は根本家が少しずつ変わろうとしている空気を感じる。
そんな中、カホコは初代(はつよ)(三田佳子)が重い心臓の病気を隠していることを知ってしまう。
今まで通りの暮らしを続けたいので家族に黙っていて欲しいと頼まれたカホコは初はじめ(竹内涼真)にだけ相談するものの、泉たちに話さないことが正しいことなのか確信が持てずに苦しむ。毎年恒例の家族イベントであるイト(久保田紗友)の誕生日会の日が近づく。
初代のために親戚一同を集めて楽しい会にしたいカホコだったが、チェロが弾けなくなって以来心を閉ざしているイトが出席するはずがないと、節(せつ)(西尾まり)が今年の会は中止にしたいと言い出す。なんとかしたいカホコは付き合いだしたばかりの初とのデートも犠牲にし、イトを待ち伏せて説得しようと試みる。
しかしイトからは家族だと思っていない、とキツい言葉をかけられてしまう。さらに、衛(まもる)(佐藤二朗)と環(たまき)(中島ひろ子)からも欠席の連絡が。
二人のもとに駆けつけたカホコは、実は環がある秘密を持っていて、自己嫌悪から親戚に会いたくないのだと秘密を打ち明けられる。次々に深刻な問題が露呈するカホコの親戚の話を聞いた初は、家族は無理に一緒にいるよりも別れている方が幸せなこともあると話す。
初は辛い気持ちを我慢して無理に笑うカホコを心配するが…。そして、追い打ちをかけるように正高の実家では、家出をしていた教子(きょうこ)(濱田マリ)が身元のわからない小さな男の子を連れて帰って来る。
現実から目を逸らし解決を「明日」に先送りにする正興(まさおき)(平泉成)についにカホコは「明日がない人もいる!」と声を荒げる。
家族のために奔走するカホコと、それを心配する初との関係にも微妙な変化が…
過保護のカホコ-あらすじ-8話
カホコ(高畑充希)は家族の考え方を巡り初はじめ(竹内涼真)と喧嘩別れしてしまったことに激しく落ち込むものの、泉いずみ(黒木瞳)と正高(まさたか)(時任三郎)の前では超ハイテンションで振る舞い、病気の初代(はつよ)(三田佳子)にも孫が見せられるようにと婚活を宣言する。
一方、なかなか絵に集中できない初のもとにはイト(久保田紗友)が現れ、自分と付き合わないかと迫っていて…。
早速婚活パーティーに参加したカホコだったが、今まで初に言われた言葉が次々頭をよぎり会話が弾まず、散々な結果に終わる。その頃、並木家では初代の病気についての親族会議が開かれるが、治療費や世話について皆自分の言いたいことを言うばかりで足並みはバラバラ。
ついには各々が日頃から溜めていた不満を吐き出し、会議は決裂してしまう。婚活に敗れ帰ってきたカホコは、親族会議から逃れてきた初代に花嫁修業として料理を教えてもらうが、初代は無理やり初のことを忘れようとしているカホコが心配で…。
そんな中、泉から話し合いが揉めたことを聞いたカホコは、初代に1日でも長生きして欲しいという気持ちは家族全員同じはずだと話し、泉に仲直りを勧める。
正高と初代はそんなカホコに今までにない成長を感じる。解決策の見えない初代の病気と今後について、どうしても初に相談したいと思うカホコだったが、初から連絡が来るはずもなく…。
代わりに教子(きょうこ)(濱田マリ)から家に連れ帰ってきてしまった迷子(横山歩)を警察に連れて行くのに付き添ってほしいと連絡が来る。
男の子は養護施設から逃げ出してきたことがわかるが、送り届けた養護施設で目にした絵をカホコは幼い日の初が描いたものだと直感する!初についての意外な過去を知ったカホコは初にますます会いたい思いがつのり…。
過保護のカホコ-あらすじ-9話
カホコ(高畑充希)は泉いずみ(黒木瞳)と正高(まさたか)(時任三郎)に初(はじめ)(竹内涼真)との結婚の許しを乞うが、本気の二人を前に泉は自分も本気で反対すると宣言。
そんな中、初代(はつよ)(三田佳子)が意識を失い、親戚中が病院に駆けつける。
初代の余命が短いことを受け入れられない泉は、どうしても母を助けたいあまり治療法を巡って再び姉妹喧嘩を始めてしまい…。心細さを感じるカホコを、初は初代の意識が戻った時に喜んでもらえるよう二人で家族の問題を解決して、結婚についても応援してもらおうと励ます。
早速親戚たちに結婚したいことを報告するカホコだったが、初代の病気は自分の行いのせいだと泣く福士(ふくし)(西岡德馬)に、離婚することにしたといじける環(たまき)(中島ひろ子)、イト(久保田紗友)を勘当したと言う節(せつ)(西尾まり)と、自分たちのことで精一杯の皆が応援してくれるはずもなく…。
つきっきりの看病で焦燥しきった泉は、家族の絆を修復しようとするカホコに思わず冷たい言葉をかけてしまう。大好きだった家族を誰も救うことができず無力感を感じるカホコを励ますため、初はカホコを抱きしめようとするが…。
タイミング悪く現れた正高が今度は教子(きょうこ)(濱田マリ)がやらかしてしまったと話し、一同は根本家へ。そこには以前施設を飛び出した保(たもつ)(横山歩)の他にも、親の帰りが遅いため行き場のない子供たちに夕飯を食べさせようと家に連れ帰ってきてしまった教子がいて…。
子供たちを家に帰そうという正高たちだったが、カホコにはあるとんでもないアイデアが浮かぶ。
それはカホコの将来を左右するひらめきだった。昏睡状態から目覚めた初代は、泉とカホコに「家に帰りたい」と懇願する。
久しぶりに我が家に帰った初代は、三姉妹とカホコに最後のお別れをする。
命の灯はやがて消えようとしていた…。
過保護のカホコ-あらすじ-最終話
カホコ(高畑充希)は、家族を失って辛い時こそ結婚すべきだという初(はじめ)(竹内涼真)の言葉に後押しされ、看病疲れで体調を崩しながらも結婚に反対する泉(いずみ)(黒木瞳)と正高(まさたか)(時任三郎)に、改めて結婚を認めてもらえるよう頑張ると宣言する。
初代(はつよ)(三田佳子)を亡くして落ち込む福士(ふくし)(西岡德馬)を心配したカホコは並木家を訪ねるが、家の中に人の気配は無く、福士は電話で初代に会って来ると言い残す…。
心配したカホコは、警官の衛(まもる)(佐藤二朗)の力を借り、環(たまき)(中島ひろ子)と節(せつ)(西尾まり)に聞いて福士が行きそうな場所を考えるが、思い当たるような場所は無く…。さらに、離婚したばかりの衛と環は気まずい雰囲気に。
そんな時、騒ぎを聞きつけた泉が二人の思い出が詰まった場所は家しかないと断言。
初の力も借りて祖父母の家の中を捜索したカホコは、庭の隅で泣きながら小さくなっている福士を見つける。
初代を幸せにできなかったと自分を責める福士に、カホコは初代から聞いた福士との思い出を話し…。
さらに、ギクシャクした衛と環に、カホコは初の力を借りて「過去を悔やんだり将来を不安に思うより、今の自分たちを信じて生きた方がいい」と説得。
元気を取り戻し、家族写真を撮ろうとする福士だったが、カホコはまだイト(久保田紗友)がいないと話す。チェロを売り払おうとするイトを待ち伏せしたカホコと初は、チェロを奪って逃走。
カホコは、自分がイトのチェロを買って、必要になったらイトにあげると話す。
カホコのお節介ぶりに呆れるイトだが、カホコはどんなに嫌われても自分とイトの家族の糸は切れないのだと言う。
初からも自分の好きなものから離れてはダメだと励まされたイトは、カホコからチェロを受け取る…。今度こそ泉に結婚の許しを貰いに行こうと話す初だったが、初を連れてカホコが向かったのは根本家。
子供達のための施設を作る準備に追われながらも、借金の問題を解決できていない教子(きょうこ)(濱田マリ)に、カホコは自分の貯金を使って借金を返し、保育士の資格を取ったら一緒に働かせて欲しいと話し、皆を驚かせる。さらに、カホコの結婚の話を聞いた正興(まさおき)(平泉成)と多枝(たえ)(梅沢昌代)は結婚式をすべきだと張り切りだす。
ついに家族の問題を解決し、泉と正高の許しを得に向かったカホコと初。
一生切れない親子の縁で繋がった母親として、自分以上にカホコを幸せにできるのかと迫る泉に、初が返した答えは…。そして、結婚式当日。
泉の同意を得られないまま、カホコと初の結婚式は始まろうとしていた。