日本ドラマ-民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~-あらすじ-1話~最終回まで
民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~のキャストと相関図も動画も紹介でネタバレ!!
2017年の秋ドラマとして期待の高い民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~!
フジテレビで放送予定の民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~をネタバレ!
☆ 民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~ 概要 ☆
現在、日本は「待機児童」「介護」「生活保護」など何かと社会問題に直面する激動の時…。
だからこそ、今作では新米ママさん市議会議員を主人公に、声なき市民と向き合いながら市政にはびこる悪や社会で起きている問題を素人目線・女性目線でぶった斬っていく、痛快で爽快な市政エンタテインメントをお届けするのです。
主演は年齢問わず多くの女性の憧れの存在で、意外にも月9初主演となる篠原涼子さん。
オリジナル作品となる本作で、今回篠原さんが演じる佐藤智子(さとう・ともこ)は夫と保育園に通う子ども1人の家族3人とアパートでごく平凡な生活を送ってきました。
智子は両親が次々と失踪し自暴自棄になり高校を中退してしまいました。
その後、職を転々としながら、決して両親のようにはなるまいと真面目に生きてきたのです。
そして、バイト先で知り合った夫と結婚。
それまでもフリーターの夫は転職を繰り返し、結局、智子がパートで家計を助けていたのです。
しかし、そんな智子も会社のルールに納得がいかず、逆らったため職場をクビになってしまいました。
意気消沈する智子でしたが、ある時ワイドショーで取り上げていた市議会議員の汚職事件が気になり調べてみることに。
そこで目にしたのは市議会議員の高額報酬。
学歴も教養もない智子ですが、さらに調べていくと、あるデータが彼女を完全後押し!
なんと、実際に市区町村議員の当選確率は80%超というデータが(2010年NPO法人ドットジェイピー調べ)。
全く政治経験のない新人にとって無謀な挑戦ではなかったのです。
猪突猛進する性格の智子は、“高額報酬=家族の幸せ”を求め市議会議員に立候補することを早くも決意します。
ママさん議員になるべく“就職活動“をスタートさせた智子。
最初はポスター製作や演説原稿作成などに悪戦苦闘ながらも、夫やママ友の協力のもと市民目線で選挙戦を戦います。
キャッチコピーは
「しあわせになろうね!」。
政治になど全く興味を持っていなかった中卒の素人が、番狂わせを起こすことができるのでしょうか?私利私欲にまみれた海千山千の候補者たちに翻弄されながらも一か八かの大勝負、“無所属の新人、佐藤智子候補“にとって運命の開票が始まります・・・。
☆ 民衆の敵-登場人物とキャスト&相関図 ☆
佐藤智子:篠原涼子
40代、高校中退、資格なしの1児の母。
バイト先で知り合った夫と結婚し、パートで働き家計を助けるも、ある出来事から職場をクビに。
市議会議員の高額報酬と市区町村議員の高い当選確率を知り、“高額報酬=家族の幸せ”を求めて市議会議員に立候補する。
佐藤公平:田中 圭
智子の夫。
公平の一目ぼれで猛アタックが実り、結婚。
現在は子どもと3人暮らし。
優しいがゆえ、常に人の気持ちをおもんばかり、気疲れを起こしてしまう性格。
市議会選挙に立候補した妻である智子を、“イクメン”パパとして全面バックアップする。
藤堂 誠:高橋一生
誠を貫く。
藤堂誠、
代々続く政治家一家の次男として何不自由なく育った、誰もが認めるサラブレッド。
支持率絶大、女性のハートもガッチリ掴んで奪い去る市政のプリンス。#民衆の敵 #藤堂誠 #高橋一生 #10月クール #フジテレビ #一足早くドラマの選挙ポスター見せちゃうよ pic.twitter.com/BrlmRhbPaD— 【公式】民衆の敵 (@minshuuno_teki) 2017年9月5日
代々続く政治家一家の次男で、市政のプリンス。
智子と選挙戦で議席を争うライバルとなる。
政治家になることへの反発はあったが、敷かれたレールの上から外れることができず葛藤を抱えて育ち、誰も知らない裏の顔を持つようになる。
園田龍太郎:斎藤 司(トレンディエンジェル)
私たち市民が安心して暮らせる未来を!
園田龍太郎、
農家の三兄弟の長男。なんでもすぐ人に頼る性格にもかかわらずまさかの出馬。
農家を守るため、精一杯立ち上がる…ぞ!#民衆の敵 #園田龍太郎 #斎藤司 #10月クール #フジテレビ #一足早くドラマの選挙ポスター見せちゃうよ pic.twitter.com/PEq92LUB0a— 【公式】民衆の敵 (@minshuuno_teki) 2017年9月4日
代々農家の園田家に生まれた龍太郎は3人兄弟の長男。
何事にも自主性がなく、すぐ人に頼る性格。
大学進学するも、もともと農作業が好きだったこともあり、長男として家業の農家を継ぐことに。
しかし、毎日せっせと働いていた園田に悲劇が訪れる…。
農家たちは自分たちの畑を守るために毎期、身内の中から市議会議員選挙に出馬させる習わしがある。
今期、その餌食となったのが園田だった。
祖父が中心になって考えた、「農家にとって有利な条例を作ること」を公約に掲げ、選挙戦に挑む。
小出未亜:前田敦子
あなたの声を届けたい…
小出未亜、
犬崎から勧められて立候補した元グラビアアイドル。
最年少候補者ながらキュートな笑顔でみんなの心、鷲掴み。#民衆の敵 #小出未亜 #前田敦子 #10月クール #フジテレビ #一足早くドラマの選挙ポスター見せちゃうよ pic.twitter.com/obBSSAVhrT— 【公式】民衆の敵 (@minshuuno_teki) 2017年9月3日
元グラビアアイドル。
犬崎の勧めで市議会議員選挙に立候補。
元グラドルというだけあってSNSを得意としている。
岡本 遼:千葉雄大
今こそ市政改革!
岡本遼、
市長から推薦を受ける、爽やか青年。
笑顔の裏にどん底から必死に勉強して政治の世界に入った苦労人の一面も…#民衆の敵 #岡本遼 #千葉雄大 #10月クール #フジテレビ #一足早くドラマの選挙ポスター見せちゃうよ pic.twitter.com/xg0rJFK2jW— 【公式】民衆の敵 (@minshuuno_teki) 2017年9月2日
市長から推薦を受ける、爽やか青年。
笑顔の裏にどん底から必死に勉強して政治の世界に入った苦労人の一面も・・・
父親の借金で夜逃げ同然で去った街に、勝ち組として戻ってきた。
必死に勉強し、政治の知識を得た苦労人は、市議になるも勉強不足の智子に対し、イライラしている。
平田和美:石田ゆり子
新聞社に勤める元政治部記者。
しかし、40歳を迎え、一人娘を出産してから環境が変わってしまう。
育児休暇後、優秀な記者であったが事務職へ配属されてしまう…。
ここで仕事をやめたらキャリアが終わってしまうため、「できる女」を演じる。
そんな時に保育園のママ友である智子が立候補すると聞き、彼女の行動力と求心力を見るうちに応援するようになる。
河原田晶子:余 貴美子
市長。
クリーンなイメージと、アメリカ仕込みのディベートのうまさ、洗練された魅力で圧倒的な人気を誇る。
犬崎との対決姿勢を打ち出し、あらゆる利権の撲滅に乗り出す。
望月 守:細田善彦
河原田市長の秘書。
市議会の会派分断を狙う市長を補佐する。
犬崎和久:古田新太
一癖も二癖もある市議会のドン。
長年市議会議員を務め、議会や経済界に太いパイプを持つ存在。
自らはリーダーにはならず、陰で人をコントロールするタイプで、最大会派の犬崎派を形成している。
智子の存在は眼中になかったが、次第に考えが変わっていく。
前田 康:大澄賢也
犬崎派のベテラン市議会議員。
犬崎派と対立する市長派を嫌う急先鋒。
ある出来事から、智子と因縁を持つことに…
若宮 寛:若旦那
犬崎の私設秘書で、命令には絶対服従のイエスマン。
莉子:今田美桜
デリヘル嬢。
明るく天真爛漫な性格。
店のとある常連客のお気に入り。
民衆の敵-あらすじ-1話~最終回まで
民衆の敵-あらすじ-1話
佐藤智子(篠原涼子)と公平(田中圭)夫婦は、息子の駿平(鳥越壮真)と3人で手狭な団地住まいとはいえ、温かくごく平凡で幸せな家庭を営んでいた。
しかし、智子はもっと幸せになりたいと思っている。
駿平に本物のステーキを食べさせてあげたい。
駿平の保育園送迎に電動自転車を…という、ささやかなぜいたく。
だが、佐藤夫婦はどうにも仕事が長続きしない。
理不尽な業務などについ逆らってしまい、すぐに解雇されてしまうのだ。
そしてある時、夫婦同時に仕事を失うことに…。パソコンのサイトで新しい職場を探す智子だが、なかなか見つからない。
そんな時、智子はふと“市議会議員”と検索。
ニュースで政治活動費を不正流用した市議会議員を見たからだ。
すると、智子が暮らすあおば市の議員当選率は8割以上と知る。
智子の職探しより高確率で議員年俸は智子には夢のような額。
すぐさま智子は公平に立候補宣言する。出馬に必要な供託金として貯金を引き出した智子夫婦は選挙管理委員会で立候補の手続き。
だが、すでに選挙戦は始まっていた。
素人候補の智子と公平は現市議会議員・磯部真蔵(笹野高史)の選挙演説を見学。
すると、磯部の発言はウソばかりだと憤る女性がいた。
駿平の保育園のママ友・平田和美(石田ゆり子)だ。
智子が自らの立候補を伝えると、和美はあきれて立ち去る…。
選挙には磯部のほかにも、政治家一家の藤堂誠(高橋一生)ら、一癖も二癖もありそうな候補者が名を連ねる…。
民衆の敵-あらすじ-2話
晴れて、あおば市議会議員となった佐藤智子(篠原涼子)は初登庁。
途中で会った藤堂誠(高橋一生)と新人議員用に用意された研修室に行くと、中から怒鳴り声が聞こえる。
河原田晶子市長(余貴美子)が創設した新人議員研修室にベテラン市議、前田康(大澄賢也)が文句を言っているのだ。
前田は市議会で多数を占める犬崎和久(古田新太)派で、怒鳴られているのは市長の秘書、望月守(細田善彦)。
研修室は市長が新人議員を囲い込もうとする手段ではと憤る前田に望月は否定している。
何もかも初めての智子は理由がわからない。しばらくして始まった本会議に智子が向かうと居眠りをしている前田を議場に発見。
智子は手元の資料を丸めて前田の頭を叩いて起きるようにと一喝する。
この行動に傍聴席が湧いた。
様子を見に来ていた平田和美(石田ゆり子)も思わず笑ってしまうが…。議会が終わって智子が研修室に戻ると、小出未亜(前田敦子)、岡本遼(千葉雄大)、園田龍太郎(斎藤司)が何やら話している。
3人は智子を見つけると口々に議会で前田を叩いたことを非難し始めた。
犬崎派の幹部の前田に何をしてしまったんだと…。
寝ていた議員を起こすのは良いことだと反論する智子だが、犬崎派議員の控え室に呼び出されてしまう。智子を迎えた犬崎は、次の議会で前田に謝罪して自分の会派に入れと告げる。
答えを保留する智子に、犬崎は入りたい委員会も考えておけと伝えた。
犬崎に目をつけられた智子は…。
民衆の敵-あらすじ-3話
佐藤智子(篠原涼子)は希望通り、あおば市議会の教育こども委員会に所属した。
自宅では辞書を片手に資料を読むのだが、会議に出てもみんなが何を話しているのか分からない。
そんな智子に小出未亜(前田敦子)が断った市民の陳情が持ち込まれる。
話を聞くだけでいいという議会事務局職員の安部(久保田悠来)の頼みに、智子は引き受けた。陳情を持ち込んだのは富子(梅沢昌代)。
富子はかつての隣人、今井一馬(渋谷謙人)が誘拐犯人として逮捕されたが冤罪だというのだ。
富子の訴えに智子が動き出す。
まずは、事件を平田和美(石田ゆり子)に調べてもらった。
和美は担当警察官から話を聞く。事件の発端は、不審な男が少女を連れ歩いているとの通報だった。
警察の捜査で少女は小川かのん(白鳥玉季)と判明。
すぐにかのんの自宅に行くと彼女の母・裕子(安藤玉恵)が応対する。
かのんは帰宅していなかった。裕子はかのんに携帯電話を持たせていなかったので連絡が取れない。
裕子の携帯電話も未払いで止められていた。
そのため警察は付近の家をしらみつぶしに調べ始める。すると、一馬のアパートでかのんが発見され、逮捕に至ったのだ。
智子は富子に一馬の冤罪を晴らすと約束してしまった。
事件に興味を持った和美も引き続き調べることを約束する。
智子は藤堂誠(高橋一生)にも相談。
しかし、藤堂は弁護士を紹介しようかとは言うものの話に乗る様子はなかったが…。
民衆の敵-あらすじ-4話
帰宅した佐藤智子(篠原涼子)を公平(田中圭)が甲斐甲斐しく出迎えた。
いつもと違う様子に智子が疑問を持つと、公平は「記帳してきた」と通帳を見せる。
すると智子は大声をあげると、駿平(鳥越壮真)とあかね(野澤しおり)が驚く。
実は智子に初めての議員報酬が支払われ、その額に驚嘆の声をあげてしまったのだ…。ともあれ、念願の報酬をもとに公平は焼き肉パーティーを企画。
あかねを迎えに来た平田和美(石田ゆり子)も交えて食事を始める。
浮かれる佐藤夫婦に、来年は税金も上がると釘を刺す和美は、もうひとつ懸念を抱えていた。その頃、あおば市では開発が進もうとしていた新しい港の建設、ニューポート計画の中止を河原田晶子市長(余貴美子)が公約通りに宣言。
和美の新聞社では市長の独断を牽制するような一文が掲載された。
もともとニューポート計画を推進していたのは犬崎和久(古田新太)の派閥。
和美は新聞記事には動きが見えるのに、犬崎たちがおとなしすぎるのが気にかかっていたのだ。
智子も、市長と犬崎が和解するはずがないと和美に同調する。一方、小出未亜(前田敦子)は岡本遼(千葉雄大)の地元商店街でランチ。
商店街はすっかりさびれ、もともとここで電器店を営んでいた遼の実家も夜逃げしていた。
古い店がシャッターを閉める中、二人が入ったのはファミリーレストラン。
ウエイトレスに案内されて席につこうとする遼に商店街のおばちゃんたちが声をかけて…
民衆の敵-あらすじ-5話
佐藤智子(篠原涼子)は、犬崎和久(古田新太)に借りを作りながらも、岡本遼(千葉雄大)が提案した行き場のない子供たちを支援する子供食堂の創設を藤堂誠(高橋一生)ら、新人議員たちと協力して議決に持ち込んだ。
その後、智子は「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を誠から教えられる。
日本人は仕事を優先して休暇も取りにくい状況にあるということ。
智子も平田和美(石田ゆり子)とそんな体験をしたばかり。
駿平(鳥越壮真)たちの遠足に参加できなかったのだ。
まず実践してみたらという誠に、智子はSNSに長期休暇を取ると書き込む。そんな智子に男から電話が入る。
男は手紙を読んでもらえたかとだけ言って電話を切った。
智子はバッグから手紙を取り出す。
手紙は市議会に汚職議員がいるという告発文だった。
智子は小出未亜(前田敦子)や 園田龍太郎(斎藤司)に手紙の内容を聞いてみるが、2人ともそそくさと去ってしまう。ランチを一緒にした和美にも、先ほどの出来事を聞く智子。
和美は下手につついたら、智子たちにも火の粉が降りかかるので慎重に扱うように忠告。
智子は和美に汚職の件を調べてほしいと頼む。その夜、智子は落ち込んでいた。
SNSでの長期休暇の書き込みが不評の嵐なのだ。
公平(田中圭)は議員としてろくな活動もしていないのに当たり前、SNSへは市議として何をしたかを書いた方がいいと促す。
すると、智子は汚職まみれの議員がいるとの告発を調べると書き込んで…。
民衆の敵-あらすじ-6話
佐藤智子(篠原涼子)が始めた、あおば市議会の汚職疑惑は河原田晶子市長(余貴美子)の身に及び、秘書の望月守(細田善彦)が自殺したことで、真相は闇に葬られようとしていた。
河原田は市長の職を辞し、市長選で再選することで身の潔白を市民に信じてもらう道を選ぶ。
市民の関心は河原田の対立候補、犬崎和久(古田新太)派が誰を推すか。
平田和美(石田ゆり子)が犬崎派の智子に聞くと、あっさり自分が頼まれたと口にする。
和美に犬崎の操り人形にされると忠告される智子だが、さすがに裏があると断ったと告げた。その頃、智子は市民の陳情を一つずつ解決しようと働いているが、はかどらずにいた。
役所に頼んでも右から左に受け流されると悩む智子に、藤堂誠(高橋一生)は市長になれば良いと話す。
智子は逆に誠が市長になって貸してほしいと頼む。
だが、誠には智子の方が良いと思うと言われてしまう。智子は犬崎から担当職員より話が通りやすいと福祉課の部長・富田恭一(渡辺いっけい)を紹介される。
早速、智子は富田と陳情元を回り出す。
そんな時、前田康(大澄賢也)が市長選への出馬を表明。
和美たち新聞社の面々や、小出未亜(前田敦子)ら、新人議員たちも疑問を隠しきれない。
智子が富田と回った陳情は福祉課で素早くまとめられ、実行に移され始める。
なぜここまでしてくれると尋ねる智子に、犬崎はまだ市長にすることを諦めてはいないと答える。
智子には犬崎の本心が分からなかった…。
民衆の敵-あらすじ-7話
市長となった佐藤智子(篠原涼子)は、副市長に前田康(大澄賢也)、秘書は富田恭一(渡辺いっけい)と犬崎和久(古田新太)の人事を受け入れ、あおば市議会は犬崎派が牛耳る形となった。
それでも、福祉政策を進める智子の市民人気はうなぎのぼりで、ドキュメンタリー番組にも取り上げられる。
この人気を盾に、犬崎は元市長の河原田晶子市長(余貴美子)が中止したニューポート開発を再び進めようと開発委員会を設置。
その委員会に、智子は出席することが出来なかった。智子と平田和美(石田ゆり子)の関係は相変わらずギクシャクしたままだ。
和美はあおば市議会から資料として渡された黒塗りだらけのニューポート開発委員会議事録に不信感を抱くが智子に聞くことはできない。
ならばと、移動中の犬崎を捕まえて質問をあびせる和美。
だが、この和美の行動は犬崎に目をつけられることになる。
和美は、藤堂誠(高橋一生)に取材をするが情報は得られない。智子は誠に相談された非行少年、少女たちを立ち直らせ、子供たちの悩みや相談を受け入れられる仕組みに取り組もうとしていた。
しかし、犬崎はニューポート開発地区で反対運動を行う市民の強制排除に動く。
そのために智子は記者たちに取り囲まれてしまうが、何も答えることができない。
智子は犬崎に真相を尋ねに行くのだが、市長にできないことを代わりにやっただけだと言われてしまった。
智子は市民から得た信頼を瞬く間になくす窮地に立たされる。
民衆の敵-あらすじ-8話
佐藤智子(篠原涼子)が犬崎和久(古田新太)に対しておこなったクーデターは大成功をおさめたかに思えた。
智子への市民の人気も高まったからだ。
智子は平田和美(石田ゆり子)協力のもと、自ら秘書選定などを進める。
しかし、犬崎の壁は厚かった…。それは市役所職員の仕事放棄から始まる。
窓口業務以外の職員が仕事をボイコット。
犬崎派の前田康(大澄賢也)は、智子が精神的に不安定だという風評を記者に流して人気失墜を企てる。
犬崎は派閥の幹部らを事務所に集め、智子を落とすためにはもう一押しだと、げきを飛ばした。
そんな犬崎に、藤堂誠(高橋一生)が智子から副市長就任の打診があったと明かす。
誠は自分が副市長になれば今の市政の混乱を解決できると犬崎に突きつける。事務所を出た誠を小出未亜(前田敦子)が追いかけてきた。
未亜は誠に副市長になるのかと聞く。
だが、誠はそのつもりはないと言う。
さらに、市長の味方なのか?との未亜の質問に、誠は民衆の味方だと答えた。役所職員のボイコットに手詰まりを覚えた智子は新人研修室へ。
園田龍太郎(斎藤司)が職員に土下座してみては?などと智子に話していると、未亜が智子の『幸せになりましょう』との政策が漠然としていてよく分からないと言い出す。
結局、全ての政策を犬崎に動いてもらっていたと思う智子は、地道に解決するしかないと部屋を出た。
そんな時、智子の夫・公平(田中圭)の不倫疑惑が報道される。
不倫相手は和美で…。
民衆の敵-あらすじ-9話
佐藤智子(篠原涼子)が頼んでいた副市長就任を藤堂誠(高橋一生)は了承した。
だが、まだ市議会の承認を得たわけではない。
特に犬崎和久(古田新太)が認めるわけはなく、徹底抗戦の構えを見せ、市長リコールに向け動き出す。智子、小出未亜(前田敦子)、園田龍太郎(斎藤司)は居酒屋で誠の副市長就任承諾の祝杯をあげた。
その席で、誠たちはもう一度、智子の政治姿勢を考える。
目の前の一人を幸せにするために、多数の人々を犠牲にできるかどうかだ。
智子は、一人ずつ幸せにしていくことで、徐々に数を増やすというのだが、果たしてそれで良いのか…。
未亜と園田は難しいと水を差すが、誠はとりあえず進めてみようと言う。翌朝、智子は未亜から市のキャラクター、あおバッタ君がおかしなチラシを配っていると連絡を受ける。
あおバッタ君が配っていたのはアミューズメントパーク『あおばランド』建設計画のチラシだった。一方、平田和美(石田ゆり子)は誠が副市長就任を了承したことに疑問を抱いていた。
エリート政治一家の息子が議員を辞めてまで副市長になる意味があるのだろうか?また、誠の兄、明(山中崇史)が最近、頻繁に地元であるあおば市に戻ってきていることも気になっていた。
そんな時、前田康(大澄賢也)が記者会見を開く。
それはニューポート建設に伴う地区開発で『あおばランド』を作るというもの。
それは、智子はもちろん、誠にとっても寝耳に水の話だった…。
民衆の敵-あらすじ-10話(最終回)
身に覚えのない不正献金疑惑、ニューポート計画反対などにより佐藤智子市長(篠原涼子)の人気は急落。
ついには“民衆の敵”というレッテルまで貼られることに…。
平田和美(石田ゆり子)は前の市長、河原田晶子市長(余貴美子)を追いやったのも今回の件も、あおば市に奇妙な風が吹いているからだと智子に告げた。
そして、和美はニューポートを作りたがっているのは犬崎和久(古田新太)ではなく、藤堂家ではないかとの疑いを持つ。
しかし、智子は藤堂誠(高橋一生)は味方だと信じていた。和美が誠に呼び出される。
誠は犬崎会派、政務活動費の領収書コピーを大量に持ってきていた。
不正流用の証拠として犬崎を告発することで、富田恭一(渡辺いっけい)の証言を引き出したいという誠。
和美は領収書の裏取りに動き出す。智子は富田に電話し続けるのだが一向に通じない。
その頃、富田は犬崎の事務所にいた。
犬崎は智子のリコールに必要な署名の不足分を問う。
若宮寛(若旦那)が答えると、犬崎は不足分を金で解決しろと命令した。次の日、智子のもとに富田がやって来た。
智子が証言を依頼すると自分には何の得もないと富田。
富田は子供の教育のために金が必要だと訴える。
そして富田は、自分を責める前にこんな世の中を責めてくれと言い放ち去った。
智子のリコール署名が規定人数に達し、住民投票の日程が決まった。
井上(菅原大吉)とニューポート建設予定地を歩いていた智子は、あるものに目が留まって…